疎水を造るメカニズム
園芸で「接ぎ木」のことをグラフトと言います。
接ぎ木とは、2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることで、例えば害虫に弱い植物を強くするなどして性質を変えて植物を育てる技法の一つです。
一般的には、より強くすることを目的とされています。
この考え方を毛髪補修に活かし、高分子ケラチンにイオン結合で疎水バインダーをグラフトさせることで、ダメージホールを埋めたPPTが強く定着し、流出しにくくなっています。
疎水グラフトしたケラチンと、中分子コラーゲン、低分子シルクの3種の異なった起源の6種のPPTが、髪のダメージ部分に吸着してボイドを埋めるだけでなく、取れにくいようにそれぞれが複雑に絡み合って、髪の疎水化をさらに促進させているのです。
独自開発の分子熟成型PPT
新たに配合された「アミジノシステイニルΦ型ケラチン」はSH基を持つので、結合の中では強力なS-S結合を作ります。
そのため、シャンプー等で流されることがほとんどなく、さらに、時間がたつほど「SS/SH交換反応」によってS-S結合は増えていくので毛髪強度は増していきます。
【使用シーン】
あらゆる施術の前処理で使用
【ご使用方法】
通常は5倍に希釈して使用
*ハイダメージ毛には3倍希釈が効果的( neoミストで希釈すると、路作りと同時にPPT補給が可能)