微粘性ローションの優しい風合いが魅力
リトル・サイエンティスト「ソニルCA-S」を使用したクリープパーマの基本施術例を紹介します。
① 前処理
マトリックスベース
【損傷部の補修・保護】
ナノ化CMCで薬剤が通る路を整えながら、疎水性ケラチンPPTでダメージを補修。毛先のダメージ箇所には「特トリ」を少量だけ重ねて塗布します。このひと手間が仕上がりのクオリティを高めます。
特トリはつけ過ぎ注意。本当に少しで大丈夫ですよ!
② 1液塗布
ソニルCA-S
微粘性なので、ワインディングの前に薬剤を塗布します。カールをつけたい範囲で構いません。
③ ワインディング
巻き終わるまでにかかった時間にもよりますが、自然放置で5分前後を目安にします。
④ テストカール
テストカールがポイント!
通常のコールドパーマでのテストと比較して「7〜8割軟化」でOKです。還元剤のパワーに頼らなくても、クリープ期を利用して髪の負担を最小限に抑えつつ弾力のあるカールが作れます。
⑤ 中間水洗
ぬるめのお湯でしっかり1液を洗い流します。
⑥ 中間処理(A)
マトリックスベース
【CMC、PPT補給】
ロッドの裏表に少量を丁寧に塗布。ナノ化CMCを補給することで、クリープ期におけるコルテックスの移動をスムーズにし、疎水型PPTで水気の影響をうけにくくしてカールを安定させます。
⑦ クリープタイム
湿熱加温10〜15分
38〜40℃の低温で蒸すことで、CMCを少しゆるめてコルテックスの移動を促進させます。放置時間は、かかりやすい髪なら10分、かかりにくい髪なら15分が目安です。
⑧ 中間処理(B)
キトキト10倍 (キト1:水9)
【pH調整】
ロッドの上から適量をまんべんなく塗布。2液が作用しやすいようにpHを調整します。
リッジの出にくい細毛・軟毛には、「ポリK 5倍」をつけてからキトキトをつけると、ポリフェノールによる収れん作用でリッジが出やすくなります!
⑨ 2液塗布
ソニルBⅡローション
ロッドの上からまんべんなく塗布します。自然放置で、7分+7分の2度付けが基本です。
⑩ 後処理(ヘアデトックス)
ヘマヘマ10倍→キトキト10倍
(それぞれ、塗布後チェンジリンス)
ロッドアウト後、よく流してから後処理 [ヘアデトックス] を行い、役割を終えた残留薬剤を除去します。
基本施術例としてご紹介させて頂きましたが、サロン様の優先したい点を考慮したカスタマイズも可能です。
ぜひお試し下さい。